久々

 このページを開くのはいつ振りか、最後の更新が6月中旬であるから9ヶ月くらい放置していたことになる、この間に僕の考えもだいぶあちこち巡ったし僕を取り巻く環境も変化してしまった。時間の流れというのは、早いといえば早いが、それは過去を振り返るときに今この瞬間に断片を引きずり出してくるから、その間にあったことがショートカットされて思いのほか短く感じてしまうだけだと思う。事柄が少し遠くに走っていくだけで実のところ我々は濃密な時間の中に身を置いている。その証拠に9か月前に書いていた文章を見返すととても自分が書いたものとは思えない、大したことを書いているようにも見えるし書いていないようにも見える。当時の自分が何を考えていたかは伝わってくる。人間物事の初めのモチベーションは頗る強い、そのモチベーションは残念ながら長く続かないことが多い。当時山の上に無料で使えるジムがあると知りほぼ毎日のように通っていたのを思い出した、1か月くらい通ったがなにせ遠いし疲れるしで徐々に足が遠のいてしまった。いまではヒョロヒョロした体を引きずる幽霊のごとく生きている。食事も一日一食、まるで修行僧、日々机に向かって適当な数学や物理、プログラミングやDTMの修行をしている。しかし修行と呼ぶには精神的負担はそれほど多いわけではない(高みを見て気分がしおれることがあるが肉体的苦痛よりはまし)からただガタガタ滅茶苦茶な生活をしているだけの人間だ、だめだめだ。なんだかインドアが過ぎてじめじめしているのは致し方ない、いずれアウトドア要素を生活に取り込みたいがこれ以上手を広げると何も身につかない、いや学生のうちに身につくことなどたかが知れているかもしれない、始めてみるのもいいかもしれない。一人でできるスポーツと言ったら何があるだろうか、筋トレか?ボルダリングか?どちらにせよインドアという感じがする。

 実は今やるべきことがある、絶賛逃避行動中だ。それもあと10時間ぐらいが期限のタスクだ、手が全くついていない。こんな砂みたいな文章を練っている暇は本当はない。しかし目の前のタスクのことを考えると、その大きさゆえに、敬遠の気持ちが起きてしまう。日頃平地でぐうたらしている人間が突然高山に登れるわけがない。しかし、登らなければならない。世の中つまらないけれどもしなくてはならないことは山ほどある。一つ一つこなしていかなくては。それはわかっている。わかっているから明日まで待ってくれ、そういって今日に至る、まるで時間はとまることないベルトコンベア、無機質な静かさでずんずん進んでいく。そうしているうちに3時になってしまった。

 もうすぐ2年生になる。入学当初からかなり遠くに来た気もするし、あまり成長していないような気もする。もう過ぎてしまったことの喪失感と、これからしなくてはいけないタスクに対する憂鬱に引き裂かれながら生きてきた、多分これからもそうである。とりあえず今は文章を書き散らすのをそろそろやめようかと思う。最近参加するサークルの数も多くなり僕のことを現実に知っている人も増えてきたのでこういう拙い何かを発信するということに抵抗を感じてきた。また更新があるかもしれないし、ないかもしれない。もしまた会う機会があればその時はどうかよろしくお願いします。